いやです

本日ナンバー1の一言。

 

「いやです」

 

いや〜〜嬉しいですね^^

 

ちょっとつまずいている問題がありまして。

「こんな問題無理ですよ〜」とか

「できっこないですよ〜」とか

いろんな声が彼から聞こえて来ます。

 

普段なら、

『ヒントはあげません』

『集中してください』

『教えません』

とつっぱね、その度に「先生のケチ〜」などと言われるのですが...

 

本日の問題は習っていない範囲でもあったので、

「1つくらいヒントくださいよ」と嘆く彼に対して

『いいよ』と答えました。

 

すると、

「いやです。」と一言。

 

こんなに嬉しい「いやだ」という言葉の使い方は、ありません。

本日、心に響いたナンバーワンの一言でした。

 

面白いもので、

ヒントを欲している一方で、自分で解きたい!!という気持ちはどんどんと大きくなっているのです。

粘る力が育っていることに、とても嬉しくなりました。

 

新しく入ってくれた生徒さんたちの多くが、

今来てくれている生徒さんからアドバイスをもらうのですが、

いつも笑ってしまうのは「先生はヒントをくれないんだよ〜。だから自分で考えてね!」という説明です。

 

なんだ、ひどい先生じゃないかと思われるかもしれませんが、

生徒たちの中では、それが当たり前なんです。

 

「自分で考えることが当たり前」って素敵じゃないですか?

 

考えて、考えて、質問してつっぱねられて、そして、考えて、、、書いたり、唱えたりしていくうちに、

 

「あ!もしかして!!!」

 

この瞬間がたまらなく嬉しい瞬間なんです。

 

気持ちの良い瞬間。

そんな時間をたくさん感じてくれているのだな〜と嬉しくなりました。

 

この少年も、ヒントなしの「自力で」、「自分の考えられる方法で」この1問を解いて帰りました。

 

「俺って天才!!」

 

そうだよ!

よく考え抜いた!

君は、試行錯誤の天才だ!!!