先日、あるお母様に以下のような話をを聞きました。
ここの塾はとっても静かと聞いてきました。
でもやっぱり友達がいるとしゃべってしまうかも。。。と思っていたんです。
しかし実際に子供に聞いてみると「誰もしゃべっていない」らしく。。。
そんな塾ってあるんだと驚いているんです。
こんな風に話されていました。
それを聞いて、不覚(?)にも「確かにしゃべってないな〜」と不思議に思ってしまいました(笑)
常に説明の声を聞いているので、気づきませんでした(><;)
でもよく考えて見ると、不思議ではなく、私語がないことはそれが当然になっていたのだと気付きました。
大きな声で「静かにしなさい!」と言ったこともありませんし、「しゃべるな!」と言っているわけではありません。でもそのかわりに、入塾初日や私語が続いているような時に考えてもらうことがあります。
「ここは何をすべき場所であるのか」
「ここですべきことは何か」
「今、やるべきことは何か」
「目標に向けてすべきことは何か」
こんな内容を言葉を変えながら生徒たちに質問しています。
分かりきったかのように、みんなが口を揃えて言うことは『勉強します』の一言です。だから、さらに一言「わかっているのになぜやらないのか」を聞いています。もしくは「では、どのように勉強するのか」を聞いています。(他にもありますが、代表的なものはこのような感じです。自分の行動を振り返ることができる質問をしています)
『・・・』
なぜか、当然のように無言(><)何か言わんかい!とツッコミたくなります(笑)
すべきことを知っているのになぜやらないのか。
それは、ただ面倒くさがって甘えているだけにすぎません。
黙るということは、自分があまりにも考えていなかったことに気づいた証拠です。
「静かにしなさい!」と大声を出したところで、結局はその場しのぎにしかなりません。
大事なことは、自分のしていた行動の愚かさ(幼稚さ)を知り恥じることかなと思います。
恥ずかしいと思ったことは、意外と心に残るものです。だから同じような場面で、一瞬考えるんですね。
「...今すべきことかしら?」
たとえおしゃべりをしたとしてもすぐに気持ちを切り替えてどちらかが相手をしなくなる。そんな光景がこの塾ではあります。そもそも私語が続かないのですね。
塾で勉強できる時間は限られています。その中でやるべき課題も期限も自分で決めています。
だから、勉強以外に時間を使うことは無駄にしかなりません。
生徒たち自身がそのことに気づいているから、自然と私語が減っているのだと思います。
何気ない会話でしたが、改めて自分の学習に集中する環境をつくっていく大切さを考えた日となりました。
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