たくさん聞き、たくさん読む

さて、9月29日の続きです。

 

中学英文法と一口でいいますが、これってどれくらいのレベルだと思いますか。

実はですね、

アメリカの「小6生」で学ぶ国語のレベルが、

日本では「高3生」で学ぶ英語のレベルなんです。

 

これを聞いて「日本って遅れてる。。。」と思った方は、間違いです。

決して遅れている訳ではありません。普通のことです。

 

おそらくですが、アメリカで「日本語」を学ぶことがあるのなら、

きっと同じことが起きています。

そりゃぁそうです。

もし同じ学年のものをやっていたら…

おそらく日本人は日本語を学ぶ時間などないでしょうからね。

むしろ「外国語」を学んでいるだけ、アメリカ人より進んでいます。

 

しかし…

以前別のブログでもいいましたが、

他のアジアの国々からみると「英語教育のあり方」そのものは遅れています。

というか、過保護すぎます。

 

もっと「まじっすか!?」レベルのハイなものを読んでいいと思います。

そのために「語句を覚え、語彙を増やし、文法を学ぶ」のです。

文法や語句や語彙を覚えてから、それらが入った英文を読むのではなく、

英文を読もうとして、読めないからそれらを学ぶという順の方が良いと思います。

 

厚切りジェイソンは最高の先生?

そのためには、興味深い「文章」に触れるのが一番いい方法ですね。

多読・多聴による言語の理解。

これこそが他国の言語を学ぶ最良の方法の一つです。

あとは…

きちんとした言葉を話す人と話す。

可能なら…日本語を話す英語ネイティブが先生だと最高にいいでしょうねぇ。

それも砕けた言葉じゃなく、きちんとした言葉を話す人です。

 

芸人のぱっくんや、厚切りジェイソンは最高にいい先生だと思いますよ。

日本語も英語も駆使できますからね。

面白いし(笑)

 

さて…

日本における英語教育の過保護さは、

やはり「おいおいそんなことに何時間かけるんだい」というくらい、

やさしいものに時間をかけている点です。

正確に言うと、時間をかけていない点です。

どっちやねん!ですね(汗)

 

このままではいつまで経っても英語恐怖がなくならない

小学生から英語を本格的にやるなら、もっと時間をかけるべきですし、

そんなにかけられない…というなら、いっそやらないほうがいいです。

中途半端なことをやると、また「何年も学校で英語勉強しているのに…」

という誹りというか、批判というか、自信喪失というか。。。

そんなことになるのではないかと思います。

 

そしてどうせやるのなら、本格的に「語彙・文法・英文」を学ぶべきです。

それも「覚えまくり、英作文しまくり、読みまくり」くらいのレベルです。

小学生のうちに中3生レベルの語彙を覚え、英文法を学び、英作文もし、

そして同じレベルの英文を読みまくり、そして日本語に直せるようにする。

まぁそのためには19〜20ヶ月くらいかかり、1ヶ月で20時間くらい

必要かもしれませんが…。

小4〜小5の間にこういう学習をし、小6生のときは英文の多読・多聴。

それも…この多読・多聴はアメリカで使われている”国語”の教科書がよい。

つまり「英語の文で書かれている、小学生が学んでいる本」ですね。

これくらいすると…リスニングもスピーキングも、もちろんリーディングも

 ライティングも困らなくなると思います(笑)。

 

英語学習の新コンテンツ導入します!

実は…来年くらいにこの「アメリカの教科書を多読する」コンテンツを

導入予定です。

先日体験したのは、これなんですよ!

とてもいいものです。

大人に皆さんもぜひやってみてほしいですね。

スピー○ラーニ○グよりもずっといいですよ。

このスピー○ラーニ○グは僕も以前やっていましたので、その良さは知っていますが…、

それよりもこっちのほうが良かったと思います。

 

英文法はやるべき、それともやらなくてもいい? 

ちなみに…

よく「英文法を学ぶのはどうなの?」という人がいますが、

これは「外国人が外国の言葉を学ぶときの方位磁針」のようなもので、

間違いなく必要だと思います。

そうしないと…「話せるけど、書けないし、読めない」と思います。

もっと言うと…同じフレーズでしか表現できない人になってしまいます。

知っているフレーズだけを連呼するような人ですね。

 

英文法は、書いて、読むための土台になるものですから、

絶対に学ぶべきものだと、僕は強く思います。

それは同時に、聞いて、話すための土台でもあります。

この土台がないと、本当に意図することを伝えることも、

本当に意図したことを受け取ることも難しいと思います。

特に「ビジネス」においては絶対に必要不可欠なことです。

 

その必要性は、コミュニケーションの深さに応じるもので、

自分の言いたいことだけを言って満足するか、

他人の言ったことを理解して会話を楽しむか、

相互理解と意思を正確に伝える言葉を選ぶか。

そういった違いなのかなぁと思います。

ぶっちゃけると、相手を思って使う言葉か、

自分が言いたいことだけを言う言葉なのか、

その違いなのかなと思います。

 

すみません…

ちょっとニュアンスが伝わっていないような気がします…。

 

この文の”真意”がわかりますか? 

⑴Tomorrow at eight I study math.

⑵Tomorrow at eight I will be studying math.

⑶Tomorrow at eight I will have been studying math.

の違いなのですが…。

「明日の8時に、数学を勉強している」ことを表現するとき、

きっとどれも意味的には伝わると思うんです。

でも使っている動詞が違うのは、違う理由があるわけです。

 

喋りレベルではどれでもいいかなと思うのですが、

正確に伝えたいとなったときには、やっぱりどれかなんですよ。

 

⑴は本当に「喋るとき」だけです。文法的には間違ってますが、相手には伝わります。

これでもいいや!と思うのなら、これでもいいです。

 

⑵は文法的には正解で、意味的には「明日の8時は、(予定では)数学を勉強している時間だね」ということを表します。学習スケジュール通りにやってるよ的ニュアンスがあります。

 

⑶も文法的には正解で、意味的には「明日の8時は、(7時から数学を勉強しているからきっとその時間も)数学を勉強し続けている時間だよ」ということを表します。これは数時間数学を勉強していますねぇ的ニュアンスがあります。

 

話す相手に対して、もしくは自分の行動を伝える相手に対して、どれほどの正確性を持って伝えるのか、を意識的に(無意識的にでも)決めて、言葉を発するかだと思うんですね。

そのためには、文法事項を「知らない」と、相手の言葉を正確に捉えられないし、こちらからも伝えられないと思うのです。

 

でも、それに拘りすぎると逆に「喋れなくなる」ことにもなるので、

⑴でも最初はいいけれども、⑵や⑶を目指すべきではないかなぁと。

だから⑴で満足するのではなく、⑵や⑶も「普通に」使えるように、

やっぱり文法事項は学ぶべきかなと思います。

 

日本語でも同じことなのです

そしてですが、日本語の文法事項が複雑なのは「助詞」の存在で、

「助詞」を使って話す外国人と、使わない外国人では…日本語の美しさは違いますよね。

アクセントは意外に気にしないのですが、助詞は気になりませんか?

いつまでたってもあまり美しくない日本語を話すジローラモさんは助詞が下手です。

でも前述のぱっくんや厚切りジェイソンは上手に使っています。

ジローラモさんのほうが日本歴が長い(はず)にも関わらず…。

 

しかし、ジローラモさんがダメって言っているわけではなく、それでも十分なんです。

だけど、もし「もう一歩上の」言葉づかいを目指すなら、きちんと勉強しようぜって。

そういうことです。

 

ちなみに…僕はジローラモさんが大好きです。

ああいうかっこ渋い男性になりたいですからねぇ(笑)

英語よりそっちのほうが難しいです…(笑)

 

なんとなく伝わりますか?

要は「英文法は学んだほうがいい」ってことです。

 

さて…

存外に長くなってしまったので今日はこの辺で。

 

前回の答えこれでした

おっと!

英語で言う「お疲れ様」なのですが、みなさんわかりましたか?

答えですが…「ない」です(笑)

 

怒られそうですね(汗)

正確に言うと「たくさんある」なんですけどね。

 

英語は、より正確に、きちんと伝えることを意図した言語ですから、

場面場面に応じた言葉があるんです。

仕事終わりの「お疲れさん」

こんにちは代わりの「お疲れ様」

さようなら代わりの「お疲れさん」

ありがとう代わりの「お疲れ様です」

その他いろいろな場面で使う便利な日本語「お疲れ様」ですが、

英語ではその場面に応じて全部ちがう表現になるのです。

ですので…

答えは「ない」けども、「たくさんある」ということになるのです。

ちょっとズルかったですねm(_ _)m

 

そう考えると…

日本語って曖昧な豊かさを持っている言葉だと思いませんか?

 

あなたの人生に豊かな学びを…

山田でした。