Haste makes waste

これは「急がば回れ」ということわざの英語表現です。

 

下手に急ぐよりも、きちんと手順通りに進んだ方が実は早い、

という内容ですが、

この英語表現だと「急ぐことは、無駄を作る」という感じで、

同じことを言っています。

 

ちなみにこの「make」という動詞ですが、

take,give,haveと同じくらいに役立つ、よく使う動詞ですね。

 

最近では、明日就任式が行われる次期アメリカ大統領のトランプさんが、

Make America great again!

と叫んでいることでも、聞く機会が多いのではないでしょうか。

 

ちなみにこの場合の「make」は、文法的にいうと使役的な意味になり、

「〜を…させる」という意味になります。

中3生で習う文法事項ですね。

 

どこかで書きましたが、

こういう政治的な発言をする場合、

発言の文章レベルは、アメリカの中3生レベルの表現や語彙で作るそうです。

もちろんそれ以上の難しい言葉を使うこともありますけどね。

 

民主党大会でヒラリーさんに敗れたサンダースさんは、

なかなかに難しい言葉をよく使っている人でした。

 

まぁ…

今回のテーマではないので、これ以上はいいでしょう。

 

やり直しを繰り返し、君は大人になる

さて、Haste makes Waste.でもわかるように、

急ぐことにはあまり意味はないのです。

 

意味がないどころか、中途半端なまま進む弊害の方が大きくなると思います。

 

例えば、みかんせいの小学生学習といえば「どんぐり文章題」ですが、

この文章題ほど「やり直し」になる問題はありません。

 

もちろん「その問題のみ」のやり直しもありますし、

「その学年を1から」のやり直しもあります。

 

低学年、中学年の場合は、

「その学年を1から」やり直しの生徒も何人もいます。

 

ではなぜやり直すのか?

というと、

それは「次に進む実力がまだまだないから」でもあるのですが、

最大の理由は「進むことで伸びる機会を失うから」です。

 

 

実は何度も「やり直し」をした方が、真の実力はつきやすいのですね。

スポーツも、意図を持った、考えながらの反復練習が必要なように、

勉強においても、反復学習が必要なのです。

 

ただ「やり直す」のではなく、

どうやればより「自分でわかる」ようになるのか?

を考えながらすると、

実力は圧倒的に伸びます。

 

そのためには、やり直しを繰り返すほうが、

一見すると進んでいない、停滞してるように見えますが、

本当の成長につながるのですね。

 

だから…

みかんせいでは

「はい、やり直し!」ということがよく起きるのです。

 

決して、好悪でやっているわけではないですよ(笑)

 

ここだけの話、

言う方も結構心痛いのです。

 

サボらず、一手間かけることが、一番の近道

どんぐり文章題は、

ほとんどの生徒が「今の学年よりも下の学年の問題」をしています。

 

稀に今の学年よりも上の学年の問題をしている生徒もいますが、

そういう生徒は、地道にしっかりと文章題をしてきている生徒です。

 

地道とは、同じ問題を何度も読み返し、何度も図解して、

何度もトライしているということです。

 

基本的にヒントはあげないので、自分で考えろってことになります。

 

だけれども、

できないのには理由があって、

どこかで図解が足りない、

文章の内容を理解していない、

計算で解こうとしている、

スマートに解こうとしている、

手数が足りない、

などなど…

 

あげるとキリがないのですが、

でもできない最も多い理由は「図解をサボる」ことです。

 

書いている文章の通りに図解すればいいのに、

どこかで勝手な解釈をして、

これできないとか、

無理とか思って、

図解をサボるとできなくなります。

 

あとは「図にすればいいや」と思っていることも間違いの理由として多いです。

 

何のために図を描くのか?

というと「読解して、問題の解答を得るため」なのですが、

とりあえず「図をすればいい」という生徒は、

「読解して、解答を得るための図」になっていないことが多いです。

 

こういう子は往々にして、

問題文に書いてあるそのものがわかっていないことが多いです。

文章の内容や

表現・言葉の意味がわかっていないのですね。

 

文章の内容を理解するには、

文のイメージが必要です。

同じように言葉の意味も必要です。

 

でもこれらのことは「わからないこと」に分類するので、

こういう場合のヒントは必要だと思います。

 

さすがに文章題をするときに「国語辞典」を使う生徒は、あまりいません。

本当はその方がいいのですけどね。

 

漢字の学習をするときに、

ただ単に「漢字の形と読み方」を覚えても意味がないのと同じで、

 

こういうときこそ「言葉の意味」を知る絶好の機会なんです。

 

学習も料理も同じなのですが、

ちょっとした一手間をかけるだけで、

格段にウマイ結果が得られるのです。

 

Slow and steady wins the race.

これも「急がば回れ」って意味として使われる表現です。

 

直訳すると「ゆっくりさと確実さが、レースを勝利する」となります。

 

日本語でも「巧遅拙速」という言葉があるように、

大事なことほど、急ぐのではなく、ゆっくり丁寧に進めるほうが、

確実な成果を得ることができるのですね。

 

なので…

急がせることや

進ませることよりも、

その子に合ったペースがあります。

 

そのペースは、誰かや何かと比べるものではありません。

成長のペースは、比例グラフのように一定ではありません。

一気に進むときもありますし、

停滞しているように見えるときもあります。

 

その瞬間に焦るのではなく、

長い人生のうちのほんの数週間のことなのですから、

木の上で立って見るくらいの気持ちで

子どもの成長を見守っていければといいなと思います。