ひとりでできるテキスト作成なう

このところ、精神と時の部屋でずっと「ひとりでできるテキスト」の製作をしています。

 

大きな画面なので見やすいのですが、

目が乾くからか、ちょっと目が痛いです(涙)

 

目薬が欠かせなくなってしまいましたね…。

やれやれって感じです。

 

振り返るともう8年近い前から

この「ひとりでできるテキスト」を作成しています。

 

初期の頃は、Wordベースのものなので、

動くことも、しゃべることもなく、

紙ベースで小冊子印刷というコピー機の技を使って印刷していました。

 

それが今じゃあ、

iPadで、動画もあり、喋ってくれるし、発音もする。

 

時代の流れというよりは、

テクノロジーが、誰でも使えるような身近なものになったってことですね。

 

ほんの40年ほど前は、パソコンなんて存在していなく、

僕が初めてパソコンに触ったのは、中1生のときでした。

 

インターネットなど、世間的には存在していなく、

ましてやVirtual Realityなど、映画の中のお話でしたよね。

 

それが今では、誰にでも扱えるものになり、

とても便利になったというか、

使う身体機能も、脳内機能も随分と変化したように思います。

 

テクノロジーの進化は、

人類の望んだことや考えていたことを、

形にしたり、証明したりするとても素晴らしいものです。

 

僕たちもその恩恵の中に今、生活しているわけで、

実際弊社のお問い合わせもHPからのものは多いです。

 

それでも…

まだまだ「電話」が多いんですよね。

 

なぜなんでしょうか?

 

人の声を聞くことは、安心への第一歩

だからなのかなぁと思います。

 

ホテルや航空券の予約については、

僕は99.9%ネット予約です。

 

ほかのことも、

ネットでできることはネットでやってしまいます。

 

本屋さんでの消費よりも、

間違いなくア○ゾンで購入することのほうが多いです。

 

洋服も通販です。

靴はさすがに靴屋さんで買いますが…。

 

そんなネット野郎の僕なのですが、

みなさんも…きっと同じようなところはあるのではないかなと思います。

 

しかし、そんな何でもネットでできる時代にもかかわらず、

弊社への問い合わせはまだまだ電話が多いんですね。

 

それで、その理由はやっぱり「実際に指導する講師」がどんな人なのかを知りたいって思うからかなと思います。

 

弊社については、

その学習方法や理念、その他の情報も含め、

ほとんどHPの中に書いてあります。

 

なので、HPを読めば、

ここがどんな学習環境なのかがわかると思います。

 

でもお電話でお問い合わせをしてきてくださるお母様たちが知りたいことは、

きっとこのHPではないのでしょう。

 

そしてこれは実は結構嬉しいことでもあるのです。

 

学習塾は、生徒(子ども)と講師(大人)が、

学習を通じて「人と人とのコミュニケーション」を持つ場所です。

 

だから、直接お話することは、とてもとても大事なことだと思います。

 

保護者とのファーストコンタクトとなるお電話は、

僕らも緊張するのですが、

きっと保護者のみなさまも最初はそうなのかなって思いますから、

そうしたファーストコンタクトの印象は、やはり大切にしたいなと思います。

 

とはいえ…

HPからお問い合わせしていただいた方にも結局電話しますから、

いずれにせよ直接話すことになるんですけどね(笑)

 

直接会って、話をする。

 

昨今、メールばかりで用事を終わらせることが多くなっていることが、

益々対人コミュニケーション能力を鈍化させていることもあるでしょう。

 

でもだからこそ、

そういう「書きベース、文字ベースの言葉」を使う時には、

細心の注意を払い、

読むであろう人のことを想像しながら、

言葉を書かなきゃいけないなぁと思います。

 

ひとりでできるテキストは、

生徒が自分ひとりで読んでも理解できるテキストです。

 

…と断言しましたが、

実際には理解できない子もいないこともありません。

 

その度に、まだまだ説明力不足だなと痛感する山田です。

 

ということで、

テクノロジーがどれだけ進化しようとも、

何かを伝えようとするのは、

そこにいる「人」であることは変わりません。

 

そして、

何かを受け入れようとするのもまた「人」です。

 

 

テキストを介そうが、道具を介そうが、

人と人をつなげるものはやっぱり「言葉」であり、

言葉はまちがいなく「心」を表そうとするものですから、

そこは大事にしたいものです。

 

だから…

生徒がひとりでできるテキストを読んで、

「これ、こういうことだったのか。やっとわかった」

なんて言ってくれると、

作り甲斐があるなって思います。

 

 

より豊かな教育のために…

山田でした。