生徒に教わること

「ぼくが教えるぜ!!!」

今日はこちらの少年に先生を頼みました。

 

実はこの少年の前にもう一人先生役をお願いした生徒がいたのですが、(私の判断ミスです...)帰りの時間になってしまったので、バトンタッチです。

 

もう一人の生徒は、帰りがけに一言

「なみだの図をかけばいいんだよーーー!さよなら〜」と(笑)

 

とてもいいアトバイスをくれたのですが、

どうやら、生徒さんはまだピンとこなかったようです。

 

さらに悩むこと5分。

 

『よし、第二弾投入!!いけー!!』

ということでこの少年には「図をかいて説明してね」と伝えました。

 

ただし、直接答えになることは書かないこと!を条件にトライしてもらいました。

 

答えを書かずに教えるということは

答えを書くよりも数段難しいお題のようですが、

 

ようはいつもやっている通りにすればいいのです。

 

「わかったー」と、勢いよく図を書き始めた先生と、

その様子を見つめる生徒さんの一コマです。

 

これで完璧と見せた図には、ちゃんと「なみだ」が書かれていました。

もう一人の先生からのアドバイスも生かされています。

 

このあとこの先生の図を利用して、

さらに、すこしのヒントを加えた結果、

見事に正解を導き出すこととができました。

 

そこで生徒さんには「どこが足りなかったのか」を考えてもらいました。

大事なことは、自分の図と先生の図を見比べること。

 

「そうか、なみだってそういうことだったのか」

 

一生懸命考えていると、いつのまにか自分の考えに固執してしまいがちです。

 

しかしそんな時に、他人の意見や考え方を素直に取り入れ、

学んでいけることが彼らの素晴らしいところです。

 

「あーそういうことか!わかったぞ!」と。

そんな姿勢は私も見習わないとなーといつも反省します。

 

また、教える方も生徒が困っているところに注目して一番わかりやすい方法を考える

つまり、伝わる方法を一生懸命に考えます。

 

どんどんと「自分の意見を伝わる言葉で言える人」になっていってほしいなと思っています。

そして「相手の言わんとしていることを理解できる人」にもなってほしいなと思っています。

 

いつもいつもできるわけではないですが、

こんな様子がいつもできるような環境にしていきたいな〜と思っています^^

 

素敵な授業をありがとう!!!