習慣か!

夏の特別学習タイムが始まりました。

 

世に言う「夏期講習会」ってやつですが、

みかんせいの場合、

特に「講習会用の勉強」っていうのは、

準備しているわけではないので、

この夏から「夏の特別学習タイム」に変更しました。

 

学習内容は…

各人の「学びたいこと」や

「勉強したいこと」を中心にした学習内容です。

 

でも、「したいこと」だけだと、

「やりやすそうなもの」だけをしてしまうのでは…

 

と心配するかもしれませんが、

自分から「勉強したい」

「勉強しなきゃ」

と思っている子たちなので、

案外「自分の苦手なものをやる」

という意識が強いのですね。

 

だから、やりやすそうなものだけをするって子はあんまりいません。

ときどきいますけど(笑)

 

 

さて、そんな夏の学習タイムですが、

たくさんの「新しいみかんせいじん(新規生)」が来てくれています。

 

中央校だけでも二桁です。

 

まぁそれは嬉しいことですが、

困ったこともあります。

 

新しい子たちには、ある共通点があります。

「ある共通点がない」という共通点です。

 

この共通点がないことで、

彼ら彼女らは、勉強で困っているのです。

 

この共通点は何かと言うと…

 

それは、やる気ではありません。

それは、勉強の方法でもありません。

それは、能力でもありません。

 

これは、

ほとんどの人が持っているけれども、

自分の目標や夢を叶えるために、

なかなか使っていないものです。

 

むしろ、

自分でも「だめだなぁ」と思いながらも、

やってしまっていて、

なかなか変えられないものでもあります。

 

自分を成功に導く強い力になるものですが、

自分を怠惰に導く悪いものにもなります。

 

それが「ある共通点がない」ということ。

 

そうです。

「良い習慣」です。

 

幼少の頃、きちんと1日2回の歯磨きの「習慣をつけてもらった子」は

成長してもその「習慣」を続けることができます。

 

習慣なので「歯磨きしないと気持ち悪い」っていう感覚になっているのですね。

 

これは

「歯磨きすることが快楽」という脳内物質が出ているからです。

 

習慣は、

ある意味で「脳に刷り込まれた快楽を促す行動」と言えます。

 

この場合の「快楽」とは、楽しいことというだけじゃなく、

「やらないと気持ち悪いこと」というものでもあるでしょう。

 

それで「良い習慣」とは、

前述の歯磨きや早寝早起きのような、

体を健康にする習慣であり、

毎日勉強するとかピアノの練習をするなど

知識を高めたり、技術を向上させたりするような

心と頭を賢くする習慣です。

 

その逆に「悪い習慣」とは…

まぁ敢えて書かなくてもいいかなと(笑)

 

だいたい

「やめたほうがいいよなぁ…」とか思ってたり、

「時間の無駄だよなぁ…」とか思ってたり、

「疲れたから甘いもの!」というような

自分に都合がいい「言い訳(言い分?)」をして、

やっている行動は、

たいてい「悪い習慣」です。

 

まぁ…

ちょっと休憩とかいって、

欅坂46のYouTubeを見続けてしまう僕がいうのも何なんですが…(笑)

 

 

良い習慣は、

残念なことに「簡単には」身につきません。

身につくというか、脳内に刷り込まれません。

 

というもの、

大人になった(成長した)脳内に、

「強い意図を持った行動の刷り込み」は、

子どもの時以上に「時間がかかる」からです。

 

どれくらい時間がかかるかといえば、

「2〜3週間連続して行わなければならない」くらいの時間です。

 

2〜3日程度では、習慣化しませんし、

2〜3週間かけたにもかかわらず、

2〜3日サボるとすぐに元に戻ってしまいます。

 

まったく困ったものです。

 

その反面、悪い習慣は…

2日間くらいで習慣化してしまいますよね(汗)

 

まったく困ったものです。

 

 

さて、話を戻しますが、

新しい子たちの共通点は、

「勉強する習慣がない」ということです。

 

ちょうど夏の特別学習タイムは「14日間」なので、

2週間ありますから、

「勉強する習慣」をつけるにはいい時間なのですね。

 

勉強の方法よりも

やる気よりも

能力よりも

この「勉強する習慣」をつけることが、

何にも増して重要です。

 

そして、

「1問できた!」という瞬間の自信も大事ですが、

「2週間やりきった!」という長時間の自信もまた、

これから長い時間をかけて学んでいく子たちには必要かなと思います。

 

もちろん、

テスト等で「できた!」という結果が生み出す自信も必要で、

その結果が生み出す自信を得るためにも

「勉強をやり続けた裏付け(自信)」が必要だと思います。

 

残念ながら、

14日間勉強したからすぐに結果が出る!

というほど、

これまでの「勉強の未習慣」は浅いものではないのです。

 

それでも

「わたし、14日間ちゃんと自分で進んで勉強できた!」

という経験は、これからのその子にとっては、

ターニングポイントとなる時間になると思います。

 

 

「勉強することを習慣にする」

 

みかんせいの特別学習タイムが生み出す「裏」の成果です(笑)

 

 

より豊かな教育のために…

山田でした。