「宿題+文章問題」コース その⑤

◇問題◇

今、ジュースが7Lあります。このジュースを8dLずつの容器に分けるとすると、8dLの容器はいくつになりますか。

 

◆一回目の生徒さんの解答◆

7÷8=0あまり8   答え0本

 

「ブー!」

 

◆二回目の生徒さんの解答◆

70÷8=8あまり6  答え9本

 

「ブブー!!」~終了~

 

これでは塾での文章題の学習が全く活きていませんね。

ということで、「絵図化してみよう!」(※写真のノートに書いている図です)

 

(わかるかなぁー?)

 

生徒さん「………あっ!」

 

(何かに気付いたようですね)

 

そうして

◆三回目の生徒さんの解答◆

70÷8=8あまり6  答え8本

 

「正解っ!…だけど…」

 

 

一回目の解答のときは、完全に“数字”しか目に入っていませんね。

「文章中の、“7”と“8”を使えばいいんでしょ」くらいに思ったのでしょう。

 

残念です。。。。

 

そして、二回目の解答においては、最近まで学校で、『ジュースが7Lあったとして、8dLずつ分けたとしたら、いくつの容器が必要となりますか』という問題に取り組んでいたことから、今回の問題も同様だと安易に取り組んでしまったようです。

 

残念です。。。。

 

ここまでくると、正しく考えることが出来ていないので、一度仕切り直しです!

 

そうして、文章を絵図化してみると…あら不思議!?

さっきまで、複雑に絡まった靴紐のようになっていたものが、スルスルとほどけていきました。

 

なぜっ?

 

それは『正しく』考えたからです。

 

では、“絵図化”は正しい考えなのか?

 

もちろんです! 

 

脳では、文章をそのまま記憶することには限界があります。

ではどのようにして、文章を読んでいるのかというと、“映像化”しているのです。

そう、ドラマや映画のワンシーンのように。

 

“絵図化文章題”はそういった、人間の通常行動をベースに取り組める、自然な学習なのです。

 

 

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