1day工作教室も何度目かなぁ

ということで、もう数度目かの1day工作教室

 

すっかりお馴染みの子も

今回が初めての子もいて

毎回悪戦苦闘しながらメカロボクラフト作りを楽しんでいます。

 

そしてこれも毎回ですが、

なんでこうなるの!的なアクシデントもあり、

この数回出直す技術が格段に上がっている僕です。

 

その意味で、もっとも楽しんでいるのは僕かもしれませんね(笑)

 

この二人は、学校も学年も違う二人ですが、

工作教室へはいつも参加している二人です。

 

仲がいいって訳ではないですが、

こうして「同じものを作っている同士」的な繋がりは

自然発生的に起こっていて、

これこそ「仲間意識」なんだろうなぁと思います。

 

ちなみに、

左の子は小4生

右の子は小3生です。

 

見てわかるかもしれませんが…

年下の子が年上の子に教えているんですね。

モノ作りに年齢は関係ないのです!

今回は手回し発電で動くスモーレスラーに取り組んだ子です。

最後まで組み立てたのですが、

なぜかスモーレスラー動かなかったのです。

 

それで、ギアボックスをいじったり、

モーターをいじったりしたのですが、

なぜか動きが良くならない…。

 

さてどうしたものかと思って部品を一つ一つ調べてみると…

ある一箇所の部品が逆さまに付いていたんです。

右は正しく付いていたけど、

左側が逆さまに付いていたある小さな部品があって、

そのせいで腕のパーツの動きが悪くなっていたんですね。

それでモーターとギアボックスの動きに悪影響が出ていたと…。

 

そんな微妙なズレでも

正しく動かないのがロボクラフトなんです。

とっても微妙なのですが、

正確につける(作る)ことはロボ作りの基本。

 

こうした「小さなところにも気が付けること」もとっても大事なポイント。

これでまた「一歩成長」です!

 

楽しいことは苦しくっても楽しめる

だいたい毎回出る言葉が

「もうできない!」

「これ無理!」

という言葉

 

ニッパーで切り、

ドライバーでネジ(ビス)をつけ、

ギアボックスの歯車を組み立て、

電池ボックスやスイッチを作り、

最後は「完成形」に組み立てる。

 

作業としてはこんなものなのですが、

ギアボックスの組み立てと

ワッシャーを必要とするネジ回しが

子供達にとっては大きな難関になっていて、

ほぼ毎回このパートに行くと上記のような「泣き言」が出てきます。

まだまだ手先が不器用ですからね、

仕方がないことではあります。

 

最初の頃は「先生やって」ということが多かったのですが、

最近では泣き言は言いつつも「自分でやってやる」っていう子ばかりになりました。

 

これには理由があって、

先生がやると確かにすぐにできるのですが、

自分でやったという本当の意味での達成感は薄いんですね。

 

特に、何度も工作教室に来ている子達は、

多くのロボットを作って来ているからでしょうが、

「ロボットが完成した」喜びを知っています。

 

そしてその喜びはだんだんと

「最初から最後まで自分の力で完成させたい」

という欲求に変わっていくのですね。

 

こういう「小さな成功体験が生み出す大きな成功欲求」こそが

人が成長し、進化をし続けていく理由です。

 

うまくビスがつかない、

うまくギアが組み立てられない、

そんなことの繰り返しの中で「こうやったらうまくいくんじゃないか」と

自分なりのやり方を見つけて、やってみる。

うまくいくこともあれば、

せっかく組み立てたものをガシャって崩してしまうこともある。

それでも最後には一つのロボットを組み立てる。

 

モノ作りに失敗はありません。

様々な試行錯誤があるだけです。

 

楽しいことは苦しくっても楽しめる。

そんな「自分の楽しみ」を持った子どもになってほしいなって思います。

 

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