TRSロボットプログラミング(7)

タミヤロボットスクール 

ロボットプログラミングコース第7回

 

今回は、?”待機命令”について学びました。

カムロボは「IchigoJam」というコンピューターを積んでいます。

小さくてもとても強力なコンピューターで、さらに賢いヤツです。

どれくらい賢いかというと「1秒間で5000万回の計算能力」を誇ります。

 

まぁ…ざっと見積もって、僕の1億倍くらい賢いです(笑)

 

ですので、あまりに動き(計算のね)が早いので、

「ちょっと待ってね!」という命令が待機命令なのですね。

それ以上に「この動きはこの時間だけやってね」という命令が

待機命令の大きな役割です。

 

そんな?”待機命令”を学んだ後に、

「カムロボが上手にコース(道)を走るようなプログラミングをする」

というレースをしました。

 

カムロボは、見た目は同じでも

実は個体によって「差」があります。

モーターの動きやギアの周り具合、電池の強弱やちょっとしたバランスなど、

個体によって癖があるんですね。

 

だから、生徒たちのカムロボ一つひとつに癖があり、

自分のカムロボの癖を知ることがポイントとなるレースなのです。

 

生徒たちは、まず「自分のカムロボが第一コーナーまで進むのにそれくらいの時間がかかるのか」を試すプログラムをして、実際のコースを走らせます。

走る時間が短ければ待機命令によって進む時間を長くしたり、

逆に短ければ進む時間を短くします。

こうしたトライ的プログラムを繰り返し、

自分のカムロボに「これくらいの時間、前進するのだ」という最適なプログラムを見つけます。

 

まぁそう簡単に最適な時間は見つからないのですが、

何度もトライしていくことが、ここでは大事なことです。

失敗を糧にして、成功へと導く。

まさに「論理的に考えたことを挑戦していく」ってことですね。

 

その後も、第一コーナーを曲がるスピードや時間、

次の直線を前進する時間などを考えてプログラミングをして、

最終的にはゴールにたどり着く。

 

成功した時の喜びは…

想像した以上の喜びです。

 

その様子がこちら↓

何度もプログラムし直して、ようやく成功しました。

諦めずに…というより、

失敗すらも楽しんで、という方が近いかもしれません。

 

こうしてまた、カムロボに一方ならぬ愛情を持つようになるのですね(笑)

 

ただ闇雲に動かすだけじゃなく、

プログラミングの理論を学びながら、

実際にロボットを動かす実践を通じて、

論理的思考と挑戦する喜びを知る。

 

時間が許せば、いつまでもやっていたそうな雰囲気でした。

授業時間が決まっていてよかったなと思う今回でした(笑)