TRSメカニック(11)

タミヤロボットスクール 11回目

 

今回は、前回に引き続き大型ロボット製作に取り掛かっております。

ここまでくるといよいよ完成が見えてくるので、

生徒達もドキドキワクワクしながら作っています。

 

パーツを組み上げることは、

決して簡単な作業ではありません。

でもこれまでの経験を活かしつつ、

ああでもない、こうでもないと言いながら、

上手に組み上げていきました。

こちらの生徒さんは、アームパーツの組み上げに結構な時間がかかりました。

でも、しっかりマニュアルを見ながら、組み上げています。

何度か、パーツをつける場所を間違えたりもしましたが(笑)

それを指摘すると、腐ることなく「あ〜」なんて言いながらも、

やり直ししていました。

 

モノづくりに大切なことは「粘り」や「諦めない気持ち」です。

失敗こそいい経験になりますし、

何よりも慎重さを手に入れます。

 

マニュアルをしっかり読む

失敗しても腐らない

慎重さを手にする

そして何度でもトライする

 

モノづくりの基本的な心構えではありますが、

これは「学ぶ心」と同じです。

 

モノづくりを通じて、

しっかりと学ぶ心も養っていますね。

最初に組み上げたのは、こちらの生徒さんです。

でもちょっとしたトラブルも…

 

最初に組み上げたときは、

アームの左右バランスがずれていて、

その原因が「アームの長さが違う」

 

部品を切り出す時に、

左右で長さが違っていたのですね。

その違いは「穴一つ分」

 

でもその違いは大きなもので、

挟み込む時に、どうにもズレる。

さてどうしてだろう?と

 

パーツの組み方には問題がない。

ならば…と見てみると、

アームの長さが違ったんですね。

そりゃあ、ズレるわな、と。

 

ということで、左右バランスを取るために、

またパーツの切り出しです。

 

以前の彼なら「もういやだ」と投げ出していたかもしれません。

でも今は違います。

「マジか〜」と言いつつ、再度チャレンジ。

 

そして、再度組み上げて、起動実験。

ですが、それでもいまいちきちんとペットボトルキャップを挟み込まない。

あらあらどうしよう…

 

ならばと、アーム部分ではなく、今度は挟み込む箇所をちょっと改造。

その場にあった食器洗いスポンジを切り取って、挟み込む箇所にセット。

 

すると…上手にキャップをつかむことができました!!

これ、感動モノです。

 

できなかったものが、

自分のアイディアと改造でできるようになる。

 

これ、モノづくりをした人なら誰でも感じる感動ですよね。

 

これからもっと大掛かりな改造が始まりますが、

この「最初に感じた感動」をね、

ずっと覚えていてほしいなって思います。