論理的思考というけれど…(2)

ということで、前回の続きです。

 

まずは解答編から

 

問1

(1)5Lバケツいっぱいに水を入れる

(2)(1)の水を3Lバケツに移す。残り5Lバケツには2L残る。

(3)(2)の3Lバケツの水を捨てて、残り2Lの水を3Lバケツに入れる。

(4)5Lバケツいっぱいに水を入れる。

(5)(4)の5Lバケツから、(3)の3Lバケツに水を入れる。

   すると1L分しか入らない。

(6)5Lバケツには4L残る。

 

問2

(1)Bさんが南京錠をして宝箱をCさんに送る。

(2)受け取った宝箱にCさんも南京錠をする。

   この時点で2つの南京錠がかかっている。

(3)(2)の宝箱をBさんに送り返す。

(4)(3)の宝箱についているBさんがかけた南京錠をBさん自身が開ける。

   この時点でCさんがかけた南京錠が残っている。

(5)(4)の宝箱をBさんから再びCさんへ送る。

(6)Cさんは自分でかけた南京錠を自分で開ける。

   Cさんは宝物をゲットする。

 

という解答になります。

いかがでしょう?

解けましたか。

 

論理思考というのは、

その時の状況から、

どうすれば目的を達成できるのかを考えることです。

 

問1であれば「4Lの水を作る」ことがで目的でした。

その時の状況は、3Lバケツと5Lバケツしかない、ということです。

 

問2であれば「BさんからCさんへ安全に宝物を送ること」でした。

その時の状況は、南京錠があり、普通に送ると盗まれるかも、ということです。

 

ですので、

どこかから1Lバケツを見つけてくる!とか

Cさんが直接空港に取りに行く!とか

そういう勝手な状況は作ってはいけません。

 

あくまでも「その時の状況」を見極めて、

目的を達成するために何をするかを考えるってことです。

 

論理とは、

「何かを論ずるための理由」ということですが、

同時に「誰でも納得できること」ではないといけません。

 

だけども、

論理を吹っ飛ばすくらいの「発想」というもの同じくらい大事なことだと思います。

 

論理的思考ばかりに囚われると、

本質を見ることはできるかもしれませんが、

新しい発想や気付きが生まれにくいかもしれません。

 

常識に囚われない自由な発想

 

そういうものこそ、

これからの時代に必要なものなのではないかと思います。

 

例えばですが、

「ケーキの日」って知ってますか?

毎月22日らしいです。

なんでかというと、

カレンダーで22日の上は常に「15日」です。

15、つまり「いち(一)ご(五)」。

いちごが乗っかっている日だからケーキの日だと。

 

なかなかな発想ですよね笑

と言っても22日にケーキを毎月食べるなんてことはしないですけど。

 

だけどこういうことなんだと思います。

自由な発想が世の中にイノベーションを生む。

 

クリスマスも

バレンタインも

ホワイトデーも

母の日や

父の日も

まぁまぁこじつけですからね。

でもなんだかみんなハッピーになれる。

そういう周りの人を幸せにするのがイノベーションです。

 

論理的思考はとても大事な思考能力です。

これは物事の本質を捉えるためにも、

誰かに何かを伝えるためにも、

何かを理解するためにも必要な能力です。

 

しかし、

それと同じくらいに自由な発想も大事です。

その自由な発想をカタチにする努力のプロセスを歩んでいくと、

きっと世の中を幸せにするイノベーションを起こせるのではないかと思います。

そう言ったプロセスを愚直というのかもしれません。

 

では、

自由は発想ってどうやって発想するんだろう?

ってことですが…

そのヒントはドラえもんの歌に隠されています。

 

「こんなこといいな、できたらいいな♪」

 

一切のリミットを外して、

「こんなこといいな、できたらいいな」を考えていくと

すっごい発想が出てくるように思います。

 

そしてその発想をね、

カタチにする努力のプロセスを進んでいくためには、

やっぱりですけど、

諦めずにね、

勉強して、考えて、やってみて、

の繰り返ししかないなって思います。

 

ということで…

頑張って

頑張って

頑張りましょう

by 片岡洋(ドラマ集団左遷より)