素直に真似る

100字要約低学年バージョンでは、1行ごとに絵を描いてもらっています。

 

さて左の写真ですが、このお話の主人公は「にわとりさん」と「カナリヤさん」です。

最初のにわとりさんは、一番右と真ん中です。

一見「?」と思ってしまいます。

 

 

 

そこで、真ん中の写真の下に「こんなふうに描いてみようか」とにわとりさんとカナリヤさんの絵を描いてみました。

すると、どうでしょう?

一番左の写真に注目です。それっぽく描いてきていますよね(⌒-⌒)

絵の苦手な子は、物や人の特徴をとらえるのが苦手なんですね。

そこで、「こんなふうに」というような一例を見せ、「こんなふうに」描いていこうかとうながすと、「こんなふうに」描いてきます。

 

「こんなふうに」というのは一例にすぎないのですが、そういうことを「まずは真似ること」で上達スピードは上がってきます。

そして一流と呼ばれるアスリートは、「上手な人を真似ること」から始めるそうです。

あのイチローも、憧れの選手であるケン・グリフィーJr.のバッティングフォームを真似ていたそうです。そこから”超”一流になるには、真似だけでは終わらない常なる研鑽が必要になってきますが、まずは「真似ること」というのは、上達の第一歩だと言えますよね。

 

学習面でも同じなんです。

講師の見せる考え方や解き方を真似る。これは考え方をトレース(後追い)するようなものなのですが、「どうしてそうなるんだろう」と気がつくのが非常に早くなります。


そうして「自信を持ってできる」ようになれば、あとは「自己流なやり方」というものに入っていけるのです。というのも、学習する姿勢の基本が出来上がれば、そこからの発展は自分の考えや自由な発想をいくら乗せても揺るぐことはないからです。

なんでもそうですが、基本が大事なんです。

 

昨今は、そうした基本姿勢や基本事項を疎かにして、すぐに自己流でいこうとする方が多く、結局挫折することが多いように見受けられます。

挫折そのものは、這い上がるために必要な試練ではあるのですが、しかし這い上がる為には「自分の行動や考えの拠り所」が必要であり、それが「物事の基本」ではないかと思います。


基本なきところに応用はありえません。応用は、見た目がかっこよく見えてしまうので、すぐにそれを「真似」ようとしてしまいますが、うまくいかないのは「基本」がしっかりしていないから、つまり「行動や考えの拠り所」がないから、すぐに自信喪失してしまうのです。

 

拠り所とは、すなわち「帰る場所」です。

「原点」ともいいますし、「ホーム」ともいいます。

 

今はまだ学校生活の只中にいるウチの塾生達ですが、彼らもいつかは社会に出て活躍する人たちになっていきます。

そんな時に、みかんせいで学んだことを活かしてくれたらとても嬉しく思いますし、

過去と現在と未来の塾生にとって、いつでも「学びの原点」であり、「ホーム」であり続けたいなと思います。

実は、そんな思いもまた、ここで指導をし続ける理由の一つになっているのです(^ ^)

 

 

 


雨の日でも頑張ってます!
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