テスト前の最高のセリフとは?

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テストも近づく本日です。

毎年のようにやってくる、数ヶ月に一度やってくる定期テストではありますが、そんな時期にこんなセリフを言う生徒がいます。

そういう生徒は仕上がり具合は非常によく、もちろん自信もありそうな雰囲気を醸し出しています。


そういうことを言えるくらいにしっかりと学習を続けてきたことの証でありますし、講師としてはとても嬉しい言葉の一つです。


テスト前最高のセリフランキング第3位

「先生、もうやることないです」

学校ワークも塾課題も2回以上終わり、その正解率も高く、弱点が出てきていて、その対策も終わっている状態の生徒が言うセリフです。

このセリフが出たらもう安心。怖いのは「油断」だけですね。


テスト前最高のセリフランキング第2位

テスト2日前にもかかわらず…

「明日、テストでもいいのに」

もはやいつでも出で来いやぁ状態です。テスト前にやるべき学習はすでに終わり、復習も十分すぎるくらいできていて、あとは本番を待つのみの心身ともに充実している状態に仕上がっています。このセリフが聞けたら、もうニヤニヤです。怖いのは「油断」だけですね。


テスト前最高のセリフランキング第1位

「まだちょっと不安なんですよ」

実はほぼ仕上がっている状態にもかかわらず、気を引き締めている状態です。油断することなく、まだできることがあるんじゃないかと復習に余念がない状態です。こうした「ちょっとだけの不安感」は「緊張感と危機感の継続」であり、戦う者の精神としては最高の精神状態なんです。蛮勇よりも多少の臆病さのほうが危機管理能力が高く、またサバイバル能力が高いのですね。そういう生徒は常に準備をし、自分の弱点を知り、克服しようとし、更に冷静に自己分析できています。

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」ということですね。


それぞれのセリフの状態になるには、もちろんそれだけの時間をかけて、学習してきているのですが、勉強も、おそらく他のこともそうですが、やればやるだけ危機感は大きくなります。

危機感は自己分析を明敏にし、自らがやるべきことを冷静に、的確に判断できるように、自分自身を導いていきます。


何にもしてきていない人ほど、盲目的な過信をして、1つできたことを10のように語り、自分はできると思い込んでしまいます。実際の結果とのギャップからも目を背け、いつまでも「自分の結果」を受け入れようとしません。これでは「自分で自分を成長させていく」ことは難しいですよね。


勉強すればするほど、不安になる…

これはとても素敵なセリフなんです。まだまだできることがあるんだと向上心を持てていることなんですから。

まぁ…本当にあまりの出来なさ加減に不安になる子もいますけれど…(汗)

だけどそれも「やっているから生まれる不安」ですし、まだまだできると自分を信じているからこその不安感なのですから、”明るい未来への不安感”なことが多いですね。

というのも「その不安感の克服」が学習をする一つの動機になってたりもしますから(^ ^)


人にとって、少しの不安感は「やる気」と「自己分析」の源なのです。

「少しくらいの寂しさも生きる理由」っていうのと同じことなのかもしれませんね。