できる人ってどんな人?

みかんせいは、算数文章題が好きです。

算数に限らず、生徒たちには「よく読め〜」って言ってます。

1日20回は言っているでしょう。

 

というのも、読むことが「読解の始まり」だからです。

 

それでなぜ「読む」のかと言えば、

そこにある情報を収集し、観察するためです。

 

観察は、「みる」ってことですね。

観察なので、みる、だけじゃなく、

きく、ということも、

よむ、ということもそうです。

ちなみに…

眺めることは「みる」ではありません。

 

そこにある情報を「みる」

でも、みるより大事なことは、

みた情報を「わかる」ことです。

 

この「わかる」を認知といい、

できる人ってのは、

この「認知」の力が高いんですね。

 

認知の力と言いましたが、

認知の深度なのだと思います。

 

例えば、

ある問題があり、

そこから情報をみます。

その情報から、問題の本質を理解する。

これが「わかる」ということです。

さらに「わかる(認知)」には、

問題解決の方法を考えたり、選んだりしたり、

解決方法の選択肢を作るってことも含みます。

 

文章問題なら、

問題内容を読み、わかり、どうやって解くのかを決めるってことで、

モカの木文章題で言えば、

文章内容を要約したり(理解する)

絵図化したり(問題解決の方法・手段)

ということになります。

 

なので、

できる人ってのは、

この「わかる(認知)」までのスピードが速い人ってことなんですね。

よく頭の回転が速い、なんて言いますが、

まさしくその通りなんだと思います。

 

では、どうやって「できる人」になるのか?

そこ、知りたいですよね笑

 

これは、文字にするととても簡単なことです。

できる人になる方法は、

認知の深度を深める、

ということです。

 

なんだそれって感じですか?

そうですよね笑

なので、もうちょっと詳しくお話しします。

 

認知の深度を深める、つまり「できる人」になるには、

思考の経験値が必要になります。

思考の経験値、もしくは経験数と言ってもいいですが、

これには2つの内容があって、

1つは、「理論的思考経験」

もう一つは、「直観」です。

この両方が必要だと思います。

 

理論は「知識の積み重ね」であり、

直観は「知識の積み重ねを壊す」ことです。

 

直観は「頭の中の奥底にある目から物事をみること」だと思ってください。

フゥッと意識が抜けた時に、あっ!って思うことってありませんか?

アハ体験っていうのですが、そういう瞬間の物事の見方が直観です。

言うなれば「思い込みを外して」物事を理解するってことです。

だから知識の積み重ね(思い込み)を壊すってことになるんです。

悟りの瞬間みたいな感じです。

 

もちろん、知識の積み重ねは大事で、

むしろこのことがないと直観なんて発動しないと思ってます。

だから、理論と直観の両方が必要で、

できる人は、おそらくですが瞬時に、

この両方で物事を認知しているのだと思います。

 

常識を疑う、

というのは直観が大いに働いているときなのではないかなと思います。

 

考えて、考えて、考えて、考え続けて、

ふっと無意識になった瞬間に「あっ!」って何かに気がつく。

 

考えるのは、知識の積み重ねである理論で

気がつくのが、知識を一旦リセットした後の直観

 

やっぱり両方必要です。

 

いわゆる「できる人」は、

自分の理論を信じていますが、

自分の直観も信じています。

そして、

自分の理論が「違ったな」と認めることができる人です。

そう認めた瞬間に、あぁそういうことかって直観が出てくることがあります。

 

自分の理論に拘泥する人は、

できる人というよりは、

偏屈で保身的な人、という気がします。

相手を言い負かして得意になっている人とか、

ひたすら誤魔化そうとする人です。

 

かと言って、直観だけだと、

きっと誰も納得させることはできないので、

これまた仙人的に孤高の人になってしまいます。

悪くはないですが、なりたくはないかなと笑

なんかすげ〜かもだけど、何言っているかわかんないって人です。

 

理論と直観

物事を認知する時には相反するこの2つが必要で、

できる人になるには、

この2つの見方を深めていけばいいんです。

 

とはいえ、どうやって深めるのって話ですが…

手前味噌なことを言うと、

モカの木文章題をしましょうってことです笑

 

あの中には、

とってもとっても考える問題がたくさんあります。

慎重に読まないと情報を正確に得ることができません。

もちろん理論的に考えないとできません。

なので、もう嫌になるくらい考える時があります。

そして、もう嫌になっちゃったって後に、「あー!!」ってなります。

そう、直観です。

 

理論で解ける問題もたくさんありますし、

直観を誘発する問題もたくさんあります。

でも、何れにしても解ける問題です。

だから、理論と直観の2つの認知を深めるためには、

モカの木文章題なんですね!笑

 

はい、CMでした笑

 

大人になってから、

モカの木文章題をやることはないでしょうから(うちのメンバー以外は)

大人になってからの認知の深め方は、

やっぱり学ぶことだと思います。

知識を積み重ねるってことですね。

本を読んだり、

実際に行動したり、

多くの経験をすること。

そして、それについて考えてみることです。

 

例えば、

本を読むことは、

本を読むこと自体が目的ではないと思います。

 

ワクワクしたいとか、

仕事で役立てたいとか、

生活の中で使っていきたいとか、

そういう目的があって、

その目的だって、突き詰めていけば、もっと昇華したものになるはずです。

 

それで、そうして学んだことを、

忘れる。

忘れると言うか、学んだことの束縛から離れる、捨てる。

そうだとしても人の脳は、結構覚えてくれているものです。

きちんと自分で考えたことであれば、ですけど笑

つまりは、

積み重ねたものを壊すってことです。

そうすることで、直観を得やすくなります。

ラクになりますからね笑

とはいえ、

大人になってからこういうことをするのは結構な勇気がいりますよねー。

 

なので、子どものうちから、認知の深度を深める学習が必要なんです。

そうすれば、いつの間にやら「できる人」になっているのではないかと思います。

期待を込めて笑

 

知識偏重だけでなく、

直観偏重だけでなく(これは直勘ってなりますね笑)

両方必要ですからね。

 

みかんせいが、算数文章題にこだわるのは、こう言う理由からなんです。

ぜひ、認知していただければと。

もう、ご存知かと思いますけど笑