励ましてますか?

「励ます」っていうことにはかなりの効力があります。

特に人間関係において、励ますっていうのはとっても大事なことだと思います。

 

ある人は

「世界で一番の大きな問題は、お互いに励ましたり、褒めたりすることがないことだ」

と言っています。

まぁ…どの人が言っていたのかは忘れてしまいましたが(笑)

 

つまり、多くの人は周りから十分な励ましを受けていない、

もしくは励ましてもらっていないと感じているってことです。

 

自分を振り返っても、

そんなに励まてもらってないよなぁと…

ということは、

励ましてもないんだろうなぁと…

 

でも、ここで言っているのは、

「上っ面のお世辞チックなことを言おう」

ということではありません。

 

また、やたらと褒めるってことでもありません。

そもそも「励ます」は褒めるとは違いますからね。

 

大切なのは、

嘘偽りなく相手を認めるってことです。

 

励ますを英語でいうと「encourage」って言います。

辞書で引くと「勇気付ける」とか「元気を与える」って意味です。

励ますというのは、

勇気や自信によって鼓舞する

助けを与えたり、認めたりすることで刺激する、

前進させたり強化させたりする、

っていうことになるかなと思います。

 

相手の自信を刺激する、

相手の人間性を認める、

気持ちを高めるような言葉をかける、

相手が一歩踏み出せる手助けをする。

そういうことが、励ますってことになります。

 

もし、目の前に間違いを犯している人や、

何か困っていることがある人や、

その場から動けなくなっている人がいたら、

何も考えずにその人を非難するような形で反応することは避けて、

目の前の人を観察してみるといいと思います。


そういう人を見るとどうしても、

何やってるの!

と言ってしまいがちですが、

そこはグッと抑えて(笑)

 

そうではなく、

自分自身をコントロールして、

相手を励ますような形で対応してみてください。

 

でもここで、お世辞というか、

心にもない嘘のような褒め言葉は禁物です。

きっと逆効果になるでしょうから。


自分の目の前に誰か立ち止まっている人がいたら、

言葉の選択肢は2つあります。

一つは非難したり否定したりすることで相手の自信を奪う言葉

もう一つは相手に何かを勧めたり励ましたりすることで、相手に自信を与える言葉

自分なら、どちらの言葉を受け入れたいですか?

 

大人の僕たちは、

大人になればなるほど褒められたり、

励まされることは少なくなってきます。

そうすると、誰かを褒めたり、励ますってことも

いつの間にか少なくなってしまっているのかもしれません。

 

僕たちは仕事上、

生徒を褒めることも、

まぁ…叱ることもあります。

そこには「相手を認める」っていう根底があって、

だからこそ、本気で褒めるし、本気で叱ります。

これもまた励ますってことかなと思います。

叱咤激励って言いますからね(笑)

 

でもまぁ、考えてみると、

世の中には様々な人がいますが、

よく怒ったり、文句を言っている人は多いですが、

ただただ褒めたり励ましてりするような人は多くはないかもしれません。

 

怒ったり、文句を言っている人には「観察(Observe)」が足りてなくて、

褒めたり励ましたりする人は相手を観察しているのかなと思います。

相手を認知(Orient)には観察が不可欠ですからね。

 

自分に当てはめたとき、

励まされることや勇気付けられることは、

とても嬉しいものです。

 

それは目の前の人に対して行うことは、

きっと意識的に実行できることではないかと思います。

 

何と言っても、

どんな人も「認められること(認知されること)」は、

自分の存在そのものを喜んでもらうってことですからね。

 

中島みゆき先生も、

「誕生」という曲の中で

 

Remember 生まれた時 

誰でも言われた筈

耳をすまして

思い出して

最初に聞いた Welcome

 

Remember けれどもしも

思い出せないなら

わたしいつでもあなたに言う

生まれてくれて Welcome

 

と歌っています。

これこそ励ましってヤツですね。

 

さぁ…

YouTubeで聞こうかな笑